
初めて新入社員として会社に入ったのはいいけどいろいろな種類の仕事をやらされて大変な思いをしているかもしれません。

こんなふうに感じたらこの記事を読んでみてください。 今の状況に対して捉え方が変わりますよ!

最初のうちはいろいろと仕事をする理由
最初のうちは先輩社員からいろいろと仕事を任されるかもしれません。その理由を確認してみましょう。
実務は若い人が中心にやること
例えば自衛隊のような組織を考えましょう。自衛隊は高卒組と大卒組に分かれます。高卒組は下士官として現場でいろいろと作業を行うことが多い人員になります。一方で大卒組はさまざまなチームのリーダーとしてすぐさまに的確な判断を行いチームを指揮していきます。この大卒組も最初の数年は下士官のような立場で実務を行っていきます。
会社において大卒の新入社員は自衛隊でいうところの大卒組による最初の数年間である下士官の仕事をしているのと同じことになります。
現場のことを何も知らない人が指揮をすることはできるでしょうか。
スポーツのことを何も知らない素人が監督をできるわけもないことと同じです。最初のうちは将来の幹部として実務で何をやっているのかを知る大切な期間です。実務を知るためにもいろいろな仕事に取り組みましょう。
管理職はピンチヒッターにもなる
今後、管理職として新人社会人や一般職のひとなどを指揮していくことになりますが、場合によっては病気などによって人員が一時的に足りなくなることもあるでしょう。その場合は管理職としてどうするかというとその管理職の人がピンチヒッターとして仕事をすることになります。そのとき、仕事ができなかったらかっこ悪いですよね。今のうちにどのように仕事をすればよいのか、覚えておきましょう。
やってみなきゃわからない
仕事というのはやってみないとわからないものです。
最近では自己分析で自分の得意なこと不得意なことを紹介していますが、いざ仕事となると今までとは勝手が違うため、得意と思っていたことが不得意になったりもします。そのため実際の仕事をいろいろとやってみルことでさまざまな気づきを得ることができます。
スポーツをやったことがないのにそのスポーツが得意かどうかというのはわかりません。それと同じで自分が本当に得意なことというのは実際に仕事をしていく中で見つかっていくものです。
そもそも、自分がやりたい仕事と自分が得意な仕事というのは別のことです。もちろん自分がやりたい事と自分が得意な事が一致していればなんの問題もありません。しかし会社というのは多くの人たちによって成り立っているものですから自分のやりたい事が必ずしもできません。会社からすれば従業員の生産性を高める配置をすることが課題の一つです。つまり、その人のやりたい仕事と得意な仕事が一致していても他の社員でもっと生産性の高い人間がいればそちらを割り当てます。つまり、自分のやりたいことと得意なことが一致していても会社にとって最も最大の生産性になる配置にされてしまうため自分のやりたいことというのは必ずしもやらせてもらえません。
自分に取っていったい何が得意なのかを知り、その強みを仕事にどう生かしていくかの方が遥かに現実的な考え方であり、その強み生かしていくことでより高い生産性を発揮することができます。ですので、いろいろな仕事をやってみて自分がやりたいことではなく、自分が得意なこと見つけてそれを今の仕事に結びつけていくようにしましょう。
専門家が多いと会社がつぶれる
ひとつの領域の仕事に特化しすぎるとどうなるでしょうか。
仕事というのはさまざまな人たちとかかわりあいで作られています。ある部署から見た仕事とほかの部署から見た仕事は違うように見えることもあります。この時、自分の立場の仕事しか知らなかったらほかの部署の人たちと分かり合えないことになってしまいます。 それぞれの仕事が専門家になりすぎると仕事が横軸で共有されなくなってしまい情報の共有が遅れてしまいます。最近では仕事も複雑化しており、社会情勢の展開が早いことからも情報の共有というのは企業にとっての課題の一つです。
また、仕事が専門的になりすぎてしまうとそれぞれの部署に無駄なエリート意識が作られてしまい、部署間の対立が生まれることもあります。仕事が専門的になってしまっても良いのは、経理などのようなルールが決まっており、反復する仕事のみです。
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ひとつの仕事を極めるのではなく、特定の領域の専門家ではあるが同時に周りの仕事も理解している人のほうが仕事はスムーズで生産性も高い人間になれます。
まとめ
最初のうちは事務的な仕事を行うことに抵抗があるかもしれません。しかもいろいろな仕事を任せれます。
しかし、この仕事というのは会社からすれば将来の布石にほかなりません。是非とも今のうちにいろいろな仕事を経験し、将来のキャリアアップにつなげてください。