
どうも30代サラリーマンのコツリンです。
初めての社会人経験で困るのが最初のあいさつ。 果たして会社の先輩方は新人社員のあいさつについてどのようにみているのでしょうか。
今回は中堅サラリーマンとして考える新人社員のあいさつについて書きます。

実際のところ

と思っている新人社員も多いかと思います。そこで、印象に残ることをしようとあれこれ考えてしまう人もいるかもしれませんが、実際のところ先輩たちはたいして話の内容なんて聞いちゃいません。
それが現実です。
先輩方が仕事をしている途中に上司が新入社員のあいさつの場を設けるような場合でいえば、先輩方は作業を中断し新入社員のあいさつを聞いているため、さっさと終わらしてほしいというのが本音だったりします。
毎日行われる全体会議のような場所であいさつするにしても、学校の校長先生の話のようなもので長くなっても疲れるだけですので簡潔に行いましょう。
いずれの場合でも変に印象に残るようなあいさつを考えるよりは、簡潔に、短く(15秒~30秒)行ったほうがよっぽど印象がいいということになります。
そもそも人間の脳は使わない知識についてはどんどん忘れるようにできています。最初にあいさつを一回したところで職場の先輩たちに記憶してもらうことはほぼ不可能でしょう。仮に最初のあいさつでよっぽどインパクトのあることをすれば印象に残るかもしれませんが、インパクトの残るあいさつはたいていマイナス評価を受けるのが関の山なので普通にあいさつしましょう。
あいさつの注意点
しかしながら簡潔にしつつも抑えておかないといけないポイントもあります。
内容
あいさつの内容は
- あいさつ
- 簡単な自己紹介(仕事に生かせる自分の経験など)
- 仕事への抱負
くらいで十分です。
話し方
話す内容よりも短いあいさつで勝負していますから話し方のほうが重要になります。 ぼそぼそしゃべって何を言っているのかわからない、暗い印象を持たれることは避けましょう。
明るく元気にあいさつするか、落ち着いてあいさつするかは本人の性格などもありますのでそこは自分の性格などに合わせないといけないので一概にどのようにすればいいのかは書けませんが、とにかく暗い印象を持たれてしまうことだけは避けましょう。
謙虚な気持ち
新入社員ということでこれからいろいろと先輩方に学んでいくわけですが、そのことを素直に謙虚に学びたいという姿勢を示すと印象が良いです。
印象に残すために無駄なひねりはいらない
よく印象に残そうと少しこった内容のことを話したり、笑いを取りに行ったりする人もいますがこれは止めましょう。 会社の雰囲気にもよりますが、新入社員というのは会社の雰囲気を本当の意味で知っているということはありません。そんな中でひねりのある内容を話しても失笑が起きるのが関の山です。
そもそも、あいさつで印象を残そうとすることが間違いです。
印象を残そうとするなら仕事で印象に残ってもらったほうがよっぽど有益ですので、あいさつでは印象を残すというよりも、変な印象を持たれないようにし名前を覚えてもらうだけで十分です。
具体例
では実際の具体例を挙げてみます。
- あいさつ
今年の4月より○○会社の△△に配属となりました□□です。よろしくお願いします。
- 自己紹介
大学時代では、経済学を専攻していました。そこで学んだ知識を仕事に生かしていきたいと思います。
- 仕事への抱負
まだ、右も左もわからない若輩者ですが先輩方にご指導ご鞭撻をいただき1日も早く先輩方の力になれるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
こんなもんで十分です。印象に残るようなことを話すよりも簡潔に自分の紹介と早く戦力になりたいという意思表示をしたほうがよっぽど印象がいいです。
愛社精神の強い会社であれば自分が会社の製品が好きであることをアピールしてみてもよいです。
「この会社の○○は小さいころから使っている愛用品です。」の一言があってもよいです。
これまでの先輩方の製品開発や営業の努力が実を結んでいることにつながるので先輩方も悪い気はしません。ただし、この製品の利用者ということで利用者の立場として意見を言えるなどと言ったことをいうのは避けましょう。たいていの場合はそういった意見はすでに会社で共有されているので、新入社員が何を生意気にと思われる可能性があります。
まとめ
新入社員のあいさつの場といえば初めての社会人らしいことなので気合が入りがちですが実際のところ先輩方が大して内容なんて聞いちゃいません。むしろ場合によっては仕事があるから早くしてくれというような感覚になります。そんな中で無駄にひねりのあるあいさつをするよりかは簡単に済ませて、マイナスな印象を持たれないようなあいさつを心がけましょう。