
こつりんです。
今回は、「あなたの知らないあなたの強み」という本をご紹介いたします。
あなたの知らない あなたの強み
皆さんは自分のことって理解していますか。大半の人は理解しきれていないですよね。それもそのはず。自分のことって客観的に見ることが不可能ですから自分のことなんてわかりません。
最近は自己分析やマインドマップで自分のことを理解する方法が流行っていますが、今回ご紹介する本で受けられる「FFS理論」を使えばそれらの手助けも可能になりますよ。(本書を購入する場合は必ず新品を購入してください。理由は後ほど説明いたします)
本の概要
本書は2020年の6月に発売された本で大体400ページ無いくらいのボリュームの本です。
本書の特徴としては組織心理学者・教育学博士の小林 惠智氏が開発した「FFS理論」(Five Factors & Stressの頭文字)を大人気漫画の宇宙兄弟のキャラクターに当てはめることでキャラクターの特性や宇宙兄弟で描かれる組織運営をFFS理論の観点から理解します。「宇宙兄弟」を読んだことない人でも楽しめる内容となっておりますので、その点はご安心ください。
FFS(Five Factors & Stress)理論とは
FFS理論は人間の無意識な行動を5つのパターンで示し、その人の特徴を客観的に理解するツールです。
ストレスの研究からスタートしているプログラムのため、このパターンの人はこの状況においてストレスを感じやすいといったことが明らかになります。このストレスの感じ方を元に自分の強みの理解だけではなく他人とのコミュニケーションについてもどのようにすれば良いのかなどを示してくれるのがこのFFS理論の特徴の一つです。
このFFS理論はソニーやホンダ技研、リクルートグループ、LINEを含む約800の企業で採用されていることからも、信頼できる理論だということがわかりますよね。
本書を購入すると「FFS理論宇宙兄弟バージョン」が受けられる
本書の巻末にはコードが付属されていて、そのコードを使用するとFFS理論の宇宙兄弟バージョンが受けられます。
これはFFS診断を受講した結果からあなたが宇宙兄弟のキャラクターの中で誰が一番診断結果に近いかを教えてくれます。
こつりんも受けてみましたので後ほど診断の仕方をまとめます。
こつりんの場合
こつりんの場合はなんとエディ・ジェイが一番近いという結果でした!

エディ・ジェイは作品の中で主人公である南波 六太が所属する宇宙飛行士のグループ・ジョーカーズをまとめる頼れるリーダーです。ぐいぐい引っ張っていくリーダーというよりはメンバーを見守り、自立を促していくタイプのリーダーでで、こつりんも作中でもお気に入りのキャラクターだったのでかなり嬉しいです。
実際に漫画を読んでいてこんなリーダーがいたらいいなぁなんて思っていたのですが、それは自分がこのキャラクターと似ていたからなのかもしれませんね。
5つの要素のうち高かった結果がこちら

みてみると、弁別性が一番高いようです。
分別性は論理的な思考を特徴としています。理性的、分析的なことについてはストレスをあまり感じませんが、詭弁的なこととなるとストレスを感じます。
確かにプログラミングのような論理学が好きなことを考えると当たっています。仕事においてもこの場合はAを行う、この場合はBを行うなどと論理的なパターンを自然と考えてます。一方で相手が感情的に話を展開している場合はこっちの頭がパニックになってしまうこともあリます。
本書の残念なところ
本書では少し残念な点がありまして、それはFFS理論の受容性と保全性に関する内容に偏っているというところです。
ただこれには、理由があって日本人の約55%が「受容性」と「保全性」が高いことからこの「受容性」と「保全性」に多く紙面を割いているのでしょう。

ただ、項目としてはそれぞれの要素を持った上司との付き合い方なども書かれてはいますの誰にでも役に立つないようにはなっています。
ストレングスファインダーとの違いは?
ストレングスファインダーとは似てるようで結構違います。以下でまとめていますのでそちらでご確認ください。
▶︎関連記事:ストレングスファインダーとFFS理論の違いを知る
まとめ:自分の資質を理解して円滑なコミュニケーションを
FFS理論を使えば自己理解をストレスの観点から自分と他人を理解できるようになり円滑なコミュニケーションを図ることができます。このFFS理論をわかりやすくするために大人気漫画「宇宙兄弟」の世界に沿って考えたのがこの本の最大の特徴です。
この本を読んで自己理解を深めて組織内でも円滑なコミュケーションを育んでいって下さい。
※購入する際は新品を購入しましょう。中古だと巻末のコードが使用できない可能性があります。