
サラリーマンが仕事の中で職場から解放される瞬間。
しかし、この昼休みの時間を仕事から解放される時間ということでダラダラと過ごしていませんか?この昼休みにダラダラと過ごしてしまうと午後の仕事の生産性を下げてしまい、帰宅時間が遅くなってしまいます。
今回は社会人が過ごすべき最も効率的な昼休みについて考えてみます。

お昼にやりたいこと
まずはお昼休みにやりたいことを考えてみましょう。
①食事
大抵の人はお昼ご飯を食べないと午後に空腹になりますから食事をしなければなりません。
食事の方法
外食、社食の場合
お昼休みは1時間という短い時間ですから少しの時間も無駄にはできません。ですので、 外食をする場合は11時50分には会社を出てお店に人よりも早く到着しておきたいところです。12時になってからだと様々な社員が一斉に集まるので、注文から料理が到着するまでの時間が大きくロスしてしまいます。
ただし、ほかの社員の目が気になることもあるでしょうから12時前に食事に行くことが難しいこともあります。その場合はあまり外食や社食を使わないもしくはみんなが行かないような穴場的な場所を見つけましょう。とにかく、昼休みの過ごし方を考えた場合、時間を浪費してまで食事に行くべき場所かどうかは考えておいたほうが良いです。
お弁当の場合
お弁当の場合は持参であれば問題ありませんがコンビニ弁当の場合は事前に買っておきましょう。ただし、会社近くのコンビニだと朝ごはんを買ったりお昼のお弁当を買う人が多く、商品の争奪戦に加えレジでの待ち時間がもったいないですから自宅近くのコンビニで買ってしまったほうが良いです。
一番おすすめなのは前日の夜に購入することです。前日の夜であればレジ待ちの人も少ないため時間をロスすることなく買うことができます。特にローソンであれば16時以降はpontaポイントやdポイントが多く貯まる時間ですので節約の意味でも前日の夜に買っておくというのは戦略として有効です。
食事内容
糖質は血糖値の上昇から眠気を引き起こすことが判明しています。ですので、お昼にあまり炭水化物(ご飯やパン)や糖質をとることはお勧めしません。
午後も仕事があるはずですから、午後に睡魔が来てしまって労働生産性が落ちてしまうことは避けたいところです。

✔︎外食の場合は人と違う時間帯に行く。
✔︎お弁当など持参が望ましい。
✔︎コンビニの場合は前日の夜に購入しておく。
✔︎炭水化物(ご飯や小麦粉)は少なめにする。
②昼寝
最近ではグーグルでも昼寝のための道具が導入されるなど、昼寝は見直されています。
効果
アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)の実験で昼に26分間の仮眠行うと、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がったというデータがあります。
そもそも、午後というのは脳が疲労し始めてパフォーマンスが落ちる時間帯になります。その時間帯に認知能力、注意力を上げてくれる昼寝はしないともったいないです。
時間
最適な昼寝の時間は20~30分とされています。あまり長く昼寝をしすぎてしまうと、夜の睡眠に支障が出てきたりします。また必要以上に昼寝をしてしまうと睡眠慣性で午後の仕事に集中できなくなりますので適度な時間の昼寝を心がけましょう。
やり方
昼寝をする前にコーヒーやお茶のカフェインを摂取しましょう。カフェインは摂取してから20~30分後に眠気覚ましの効果が表れます。飲んですぐ昼寝をすればちょうど起きないといけない時間にカフェインの効果が表れ始めますのでお勧めです。
また、仕事から離れた環境で昼寝をすることで脳が仕事をいったん忘れるので効果が高くなります。
なので、昼寝用の喫茶店を作りましょう!
と言いたいところですが、お昼時の喫茶店がすぐに入れるかどうかは難しいですし、昼寝をしていたらお店の人からいやな顔をされる可能性もあります。
現実的には周りの目とかも考えると自席で突っ伏すかトイレの個室で昼寝を行うのが良いかなと思います。
トイレだと寝れないかもしれませんが、目をつむっているだけでも昼寝としてはかなりの効果があります。脳は聴覚、視覚などの様々な情報を同時に扱っていますがその中の視覚の情報を遮ってあげるだけでも脳は休息できます。昼寝の環境構築が難しい場合はトイレに行き一人になれる場所を探すか自席で突っ伏しておきましょう。

✔︎昼寝をすると午後のパフォーマンスが上がる
✔︎昼寝の前にお茶やコーヒーを飲む
✔︎昼寝が難しい場合はトイレなどで目をつぶるだけでも効果あり
③お散歩
人間は日の光を浴びることで幸せホルモンであるセロトニンという物質が作られます。このセロトニンは夜の睡眠の質を上げてくれたり精神を安定させてくれたりと様々な良い効果を生んでくれます。
また、体を動かすことで脳に血流が行き、脳が活性化します。
是非ともお昼休憩では散歩で体を動かし、日の光を浴びたいところです。
ただし大きいビルの場合外に出るだけで時間をロスしてしまいます。その場合は日の光が当たる場所に行ったり、フロア内を散歩、ストレッチをするだけでも効果は高いのでおすすめです。
また、午後の時間にコンビニに行くなど外に出られるのであれば無理に昼休みに時間をとる必要はありません。午後の時間に周りの目が気にならないのであれば午後に軽く運動を行いましょう。
✔︎体を動かすことで午後のパフォーマンスが上がる
✔︎大きなオフィスビルの場合は日の当たる場所に行く、体を動かすだけでも効果有り
✔︎午後の業務中で動かせる場合はそれで代用も可
理想的なお昼時間
ここまでの内容をまとめると
- 食事時間は人と違うタイミングでとることで時間を生む
- カフェインを摂取してから昼寝を20~30分ほど行う
- 昼寝をする
- 運動をする
ということになります。
ケース①:外食の場合
外で食事をする場合は次の時間配分を意識すると午後のパフォーマンスを上げることができます。
- 11:50~11:55 外食場所まで歩くことで運動+日の光を浴びる
- 11:55~12:25 食事タイム(炭水化物少な目)+食後にお茶orコーヒー
- 12:25~12:30 会社まで歩くことで運動+日の光を浴びる
- 12:30~12:50 昼寝
食事時間が少し短い気がしますのでやはり、ほかの人より早めに出ることで少しでも提供時間を短くすることが重要となります。
ケース②:弁当持参の場合
弁当を持参すると時間配分にかなり余裕が生まれます。
- 12:00~12:30 食事タイム(炭水化物少な目)+食後にお茶orコーヒー
- 12:30~12:50 昼寝
- 12:50~13:00 会社周辺を散歩+日の光を浴びる(フロア内を動き回るでも可・午後の時間帯でも可)
お弁当を持参することで外食の場合の提供時間が無くなりますのでお昼の時間を有効に使うことができます。
まとめ
会社でのお昼休憩の時間はただ休むだけでなく午後のパフォーマンスにも影響を与える貴重な時間です。短い時間の中で午後のパフォーマンスを上げるために
- 食事(炭水化物少なめ)
- 昼寝を20~30分(寝る前にお茶、コーヒーを飲む)
- 日の光を浴びる
- 体を動かす
を意識してみてください。