

とこのように思っていても実際のところは


このように考える人も多いかと思います。しかしながら、勉強というのは日が空いてしまうと忘れてしまうもの。学習というのはいかに覚えたことを思い出すかにかかっていますが、休日のみの勉強では勉強内容を思い出す回数としては圧倒的に回数が足りず、非常に非効率な勉強方法になってしまいます。また、休日は誰しもが平等に時間が与えられている以上、勉強をしている人たちよりさらに上を目指すにはいかに平日に勉強をするかにかかっています。
そこで今回は、社会人が平日に勉強する時間を作る方法や、勉強する方法についてコツリンの実例を交えながら解説していきます。
社会人の勉強状況
まずは、一般の社会人が勉強している時間を見てみましょう。
平成28年の総務省が調査している社会生活基本調査によると有業者は1日平均して6分程度の勉強しかしていないということです。
また、社会人全員が勉強をしているとは考えづらく、実態は社会人で勉強をしているという人はほとんどおらず、調査対象の一部の人たちが勉強の時間を確保していてその勉強に充てている社会人が平均の数値を吊り上げていると考える方が妥当でしょう。つまり、大半の社会人はほとんど勉強をしておらず一部の人たちが勉強をしているという二極化が起っていると考えるのが妥当でしょう。
勉強の大切さ

このように考える人も多いことでしょう。しかし、社会人こそ勉強をしないといけないということはすでに明らかです。
7つの習慣にみる勉強の大切さ
自己啓発本の大著「7つの習慣」に次のようなことが記されています。
終わりを思い描くことから始める
7つの習慣
自分の人生の脚本は自分で作る事ができます。しかし、それは自分がどんな人生を歩みたいかという人生の軸がないといけません。この人生の軸を決めたときに、勉強という項目が必須であれば勉強をしないといけないということになります。
自分がどのような人生を歩みたいのか一度、自問自答してみてそのためには何が必要なのかを考えれば自ずと勉強することの大切さは身に染みていくことでしょう。
バビロンの大富豪にみる自己資本の最大化
バビロンの大富豪という本をご存知でしょうか。
この本ではバビロンの時代から受け継がれるお金の基本を勉強できる本ですが、そこでお金にまつわる真実の一つとして次のことが書かれています。
自分こそを最大の資本にせよ
バビロンの大富豪
現代は変化が激しい時代です。仕事の内容が複雑化しており2,3年前の技術がすでに陳腐化しているということもたくさんあります。そんな状況の中で何も勉強をせずにただ社会に流されてしまう人生というのはどのように感じるでしょうか。
コツリンは社会に流されるような人生よりも自分で選択した未来を歩んでいきたいと思います。そのためにも、普段から勉強をするということは非常に大切であるということです。
また、会社というのは社員の一生を補償してくれるような存在ではありません。特にAIなどが発達している昨今では簡単な作業はAIに置き換わり、人間が行う作業はPCなどでは簡単に置き換えのできない複雑な作業となります。であれば、私たちが今後生きていくためにはPCにはできない複雑な作業ができる人間を目指さないといけません。
残念ながら、社会や他人という存在はコントロールできません。しかしながらこの世界の中で唯一100%コントロール可能なものがあります。それは自分という存在です。
PCやそこらへんの人にはできない技術を身につけることで自己資本を最大化し、今後の社会の変化に対応できるようにしていかなければなりません。
平日の勉強こそ周りとの差をつけるチャンス
では勉強は土日だけでも良いのでしょうか。
樺沢紫苑ちょのアウトプット大全によると人の脳は2週間に3回思い出すと記憶が定着するとされています。しかしながら社会人にとって土日は平日にできないことを行う時間でもあることを考えると必ずしも土日の全てで勉強できるわけではないことを考えると土日のみの勉強だけでは足りないということになります。
また、土日というのは社会人には平等に与えられている休みの時間です。周りの人たちと同じ時間勉強をしていてもその人たちと同じレベルになってしまいます。
そこから頭ひとつ抜きん出るにはやはり土日以外の平日にも勉強をしないといけないということになります。
勉強の時間がないではなく作っていない
では平日の勉強時間を作るにはどうすれば良いでしょうか。
勉強の時間がないからできないという考えの方々も多い事でしょう。しかし、それは勉強の時間がないのではありません。勉強する時間を作っていないだけです。
先に紹介した7つの習慣には次のような言葉もあります。
大切なことは、スケジュールに優先順位をつけることではなく、優先すべきことをスケジュールにすることなのである。
7つの習慣
人の活動には4つの領域があります。
緊急度高 | 緊急度低 | |
重要度高 | 緊急かつ重要なこと | 緊急でないが重要なこと 見逃しがちなため気をつける |
重要度低 | 緊急だが重要でないこと | 緊急でも重要でもないこと 避けるべき行動 |
この4つの領域の中で見過ごしがちなのが急がないけれどもやるべきこと(右上)に注力するということです。この項目は各個人がどのような人生を歩みたいかによって変わりますが、社会人で勉強をしようという意識を持っている人にとってはここの項目に勉強が入るでしょう。
再度社会生活基本調査を見てみると有業者はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の項目に約100分の時間を費やし、趣味やスポーツに平均して40分ほどの時間を割いていることがわかります。もちろんこれが一概に人生において不必要な時間とは断定できませんがこの中の幾分かは上の表でいうところの緊急でも重要でもないこと(右下の領域)であると考えるのが妥当でしょう。つまり、勉強の時間がないというのではなく勉強できる時間を他のことに浪費していると考える事が妥当です。
ここで再度7つの習慣の言葉を思い出してください。自分にとって大切な事の一つに勉強が入るのであれば勉強ができるようにスケジューリングをしなければならないという事です。
例えば、普段は19時まで仕事をしていたとしましょう。でも今日は映画の予定が入っていて18時には会社を出発しないといけないとしましょう。その場合どうしますか?映画に間に合うように仕事を早く終わらせようと頑張るのが普通の感覚です。
これと同じで、人は予定を立てておけばその予定に向けて仕事が終わるように努力をする生き物ということです。普段から勉強するなどの目標もなくただ漫然と仕事をしていても勉強をする時間は生まれません。勉強をするという明確な目標を持つことで仕事も早くなり勉強する時間も増えるということになります。
勉強を習慣化する方法とコツ
ではいざ勉強をしようとしてもなかなかコツが入ります。そこで目標を立てましょう。この目標は大きな目標と地位さな目標です。
大きな目標は勉強を習慣化することです。

と考える人も多いかと思います。確かに最初の2~3週間は慣れない生活リズムで戸惑うことも多いかとおもいます。しかし、そこを乗り越え習慣化してしまうとそれ以降は勉強をすることが当たり前となるため、自然と脳が勉強する時間を作るようになっていきます。
そこで小さな目標はと2〜3週間だけ勉強を頑張ってみるです。ずっと頑張ろうとしないといけないと考えると気が重くなりますが、2〜3週間だけ意識し続ければ勉強が自然と習慣化されていきます。それでも難しい場合は今日1日だけ頑張るというようにしてみてください。
「小さなことからコツコツと」という名言もありますが、いきなり大きな目標を掲げると挫折してしまいます。とにかく目標を小さくし最初のうちはその目標を達成することに力を注いでください。
実際にコツリンも昔は勉強の時間を意識していなかったのですが、勉強をしようと意識し始めました。当初こそ意識的に勉強時間を作らないといけなかったのでストレスを感じていることもありましたが、それが習慣化されると体が自然とその勉強をする時間を生み出すように仕事をするようになります。仕事でイレギュラーが発生し勉強ができなかったとしても翌日にはすぐに勉強できる状態に体が反応するようになりました。
勉強をする環境を作る
また、勉強をする環境にも気を配りましょう。
集中をしようとした場合、集中できる環境を構築してあげないと集中しづらいことが認知科学の面から明らかになっています。
普段から、くつろいでいる場所で勉強をしようとしても、脳はくつろいでいいのか集中した方がいいのか分からず中途半端な状況になってしまいます。
勉強をする場合には勉強をする場所と環境を整えましょう。
例えば家で勉強をする場合には勉強をするためのエリアを設ける、外で勉強する場合にはカフェや図書館など勉強をする場所を作るということを意識することで勉強できる環境が自然と出来上がっていきます。。
勉強の時間
とはいえ、社会人にとって平日に勉強をしようとしても仕事という制約が大きいためなかなか勉強する時間というのは確保できません。そのためには仕事を早くに終わらせるしかないですが、仕事をしていても勉強をする時間というのはたくさんあります。
仕事を早く終わらせる
まずは何よりも仕事を早く終わらせましょう。仕事という制約から解放されることで自分の自由な時間が増えます。そうすれば勉強の時間確保や勉強のための環境に身を置くことができます。
仕事の残業と幸福度についての相関についてはパーソル総合研究所で関係性が指摘されていますが基本的には残業代が増えると幸福度が下がっていきます。月に60時間以上の残業で幸福度が逆に上がるということもありますが、一方で健康度が下がっていきます。いくら残業をして幸福度が上がっても将来の健康リスクを脅かすのであれば残業で幸福度を高めるよりは、早めに仕事を切り上げて自己投資や勉強の時間に充てた方が良いということになります。
兎にも角にもまずは仕事を早く終わらせることを考えましょう。また仕事が早く片付ける方法を最初に学びそこから生まれた時間で他のことを勉強するという戦略もありでしょう。仕事を早く終わらせるための学習内容としてはVBAがあります。VBAについては後述いたします。
先に述べたように自己資本を最大化するということは昔から語り継がれているお金の真実のひとつであり、7つの習慣で指摘されているように急がないけどやらないといけないことに注力しないといけません。目の前の残業代という成果で幸福度を上げる一方で健康リスクを上げるよりは、将来に向けて大きな果実を得られる勉強に時間を使いましょう。
仕事を他の人に振る
仕事の内容や人間性にもよりますが、大抵の場合において仕事が多い人は人に振るということが苦手な人が多いように感じます。この人に仕事を振るということは人を信頼していないという表れでもあり、それでは周りの人間のスキルは上達しません。周りの人は信頼できないから自分でやるという発想やそもそも仕事を他の人に振るということが苦手な人は人に仕事を振るということを意識してみてください。
当初こそうまくいかないこともあるかもしれません。むしろ仕事の時間が増えるかもしれません。しかし、振られている人間もしっかりとした人間であればその期待に応えようと努力します。その結果、自分の抱えている仕事も減り勉強時間が作れます。
また、周りの人たちも仕事のスキルが上達するので、会社にとっても良い影響を与える事ができます。
通勤時間
なかなか平日に勉強する時間がないと思っている方々に質問です。通勤時間はどうしていますか?
コツリンは都内で電車通勤ですが見ていると通勤時間で遭遇する社会人の9割の人がスマホをいじっています。内容はSNSだったりゲームだったりする人が多いです。
この時間とんでもなく勿体無いです。特に朝の通勤時間は勉強をするのに最適な時間ですからその時間をゲームやSNSのような時間を浪費するようなことに使ってしまうようなことはやめましょう。
通勤時間が有効な時間であるということは下記の記事でまとめています。
▶︎関連記事:通勤時間こそ最大の自己投資の時間である
もしどうしても通勤時間に寝てしまうという方は、そもそも睡眠の質を改善するということから始めましょう。睡眠の質を改善することで、しっかりと休養ができ仕事のパフォーマンスが上がるほか、通勤時間に眠くなるというようなことがなくなるため勉強の時間が確保できます。
コツリンも昔は通勤時間によく寝ていましたが、ある時、「こんなに通勤時間に寝るんだったら睡眠の質をあげて通勤時間を自己投資の時間に充てた方がよいのでは?」と思い、睡眠の改善に取り組みました。その結果、通勤時間に眠くなるということがなくなり本を読むなどの学習の時間に充てることに成功しています。また通勤時間に寝てしまうと会社についてから仕事し始めるまでに時間がかかってしまい結果として、生産性を下げていました。しかし、通勤時間の睡眠が亡くなったことで、会社についた瞬間からエンジン全開で仕事ができるようになったため生産性が上がり、帰宅時間が早くなりました。
▶︎関連記事:サラリーマンが行うべき自己投資の一つ。それは睡眠改善
会社のスキマ時間
これは企業文化にもよりますが、会社のスキマ時間に勉強をするということも有効です。この場合、自分の好きなことは勉強しづらいですが会社の利益になること、自分の仕事に関係していることであれば何か言われた場合でも言い訳がたちますので仕事に関係する事柄を業務の合間に勉強するということもおすすめです。
勉強の方法
勉強の方法はどのような方法があるでしょうか。
本
勉強方法としておすすめの一つが本による学習です。
本での学習は安価な割には情報量が多く、どこでも勉強できます。
一方で、普段から勉強しようという意志がないと勉強が続かないことも考えられますので、しっかりと自分を律する必要があります。
また、本での学習は動画での学習より学びづらく、わからないことがあった場合に聞ける人がいないのが難点です。
スクールに行く
スクールではあらかじめ受講料を払うとため、その元を取るべく授業をしっかちろ受けようというモチベーションの維持が簡単です。
また、決められた時間に授業が始まりますから、その時間に間に合うように仕事のスケジュールを管理するなど仕事を早く片付けられるようになります。
一方で入学に多額の費用が必要で本当にその学習したい内容が自分にあっているのかなど勉強の開始に対するハードルが高いことが難点です。
オンラインで学習
最近では、オンライン学習が流行っています。
オンライン学習はスマホひとつでどこでも勉強できますし、Udemyは質問事項があれば講師に質問することもできますので、さまざまな制約が多い社会人にとって最高の勉強ツールとなります。
コツリンはこのUdemyというオンライン学習でプログラミングの勉強を行なっています。
Udemyは2,000円以下で受講できる他、30日間の返金保証があります。仮に勉強の成果が出なかったとしてもそこまで返金対応してもらえば良いですし、その期間をすぎていたとしても2,000円以下の出費ですから、金銭的負担としてはかなり低くおすすめです。
▶︎関連記事:2,000円以下で30日間の返金保証対応でどこでも勉強可能|社会人の学習ツールはUdemyしかない
勉強の内容

と意気込んだものはいいものの、学校と違い勉強する内容については自分で選ばないといけません。ではどのようなことを勉強すれば良いのでしょうか。
自分の好きなこと
自分の好きなことを勉強するというのはどうでしょうか。
先ほど総務省のグラフを見てみると社会人は学習に比べて「趣味・娯楽」「スポーツ」に多い時間を割いていることがわかります。
自分の好きなことをもっと深掘りすることという勉強は有効な方針です。一見自分の好きなことというのは勉強しても意味がないかもしれませんがそんなことはありません。
人の思考は一度考えてしまうと、その考えからなかなか脱却できないということが多々あります。これをトンネル思考と言いますが、往々にして企業というのはこのトンネル思考に陥っています。普段から目の前の仕事ばかりに囚われてしまい、仕事に関して大胆な発想ができないということです。
もしかしたら、自分の好きなことについて深掘りし、そこで学んだことが今の仕事に生かせることもあり得ます。
仮に生かせなかったとしても、その勉強内容は自分の好きなことですから損にはなりません。日本社会も副業を解禁する方向に向かっていますから、その自分の好きなことで副業ができるかもしれません。
仕事に生かせること
仕事に直接生かせる内容を勉強するということもおすすめです。
会社に貢献できること
会社の利益アップに貢献できる内容であれば当然のことながら会社からの評価が上がります。会社での評価を上げることが目標であれば、現在の仕事の成果が上がる内容を勉強しましょう。
自分の仕事を早く終わらせること
仕事を早く終わらせたいということであれば、それに対応する勉強をすることで仕事が早く終わるようになり、自分の好きなことに割ける時間が多くなります。
それでも勉強すべき内容を提示してほしい方へ
もし勉強したい内容がないという方にはVBAをお勧めします。
VBAとは仕事をしている人なら誰でも一度は見たことがあるエクセルのプログラミングです。
このVBAを習得することで普段の業務内容をPCにやらせることができるほか、本格的なプログラミングを勉強する導入としても役立ちます。
また、プログラミングに興味はあるけど難しそうだから手が出せないという場合にもおすすめです。なぜなら、普段からエクセルを使っていれば、このエクセルを操作するためのプログラミングですから、自分のやりたいことというのは普段の業務内容を自動化するという目標が立てやすく、ネットにも情報が溢れているため勉強するための環境が整っています。
▶︎関連記事:社会人が学ぶべきプログラミングはVBAだ
まとめ
社会人の勉強時間というのは平均して10分程度ということになっています。
この社会人の勉強というのはすぐに成果は出ないかもしれませんが、勉強を継続することで10年後20年後に勉強をしていない人たちと差が出てきます。
そのためにも勉強をするということは社会人にとって非常に大切です。特に平日は仕事という制約が多くの人に与えられているため、他の人たちとの差を作るチャンスです。
そのためには、自分の仕事を早く終わらせる、通勤時間を有効に活用するなど工夫の余地はいくらでもあります。勉強の時間が無いと嘆くのではなく、勉強の時間を確保するにはどうすればよいのかをまずは考えましょう。
また、学習方法については本やスクール、オンライン学習がありますが、それぞれ一長一短がありますから、自分の価値観や生活スタイルに合わせて選択しましょう。
コツリンのおすすめはUdemyによるオンライン学習です。
Udemyは2,000円以下で学習できるほか30日間の返金保証があり、講師への質問環境も整っています。
▶︎関連記事:2,000円以下で30日間の返金保証対応でどこでも勉強可能|社会人の学習ツールはUdemyしかない
是非とも、周りの人たちと差をつけるためにも平日に学習をするという習慣を取り入れてみてください。