PowerAppsのオブジェクトについて解説
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今回はPowerAppsの使い方について解説していきます。 

PowerAppsの構築はオブジェクトの設定と言っても過言ではないくらい重要なものですが、そもそもオブジェクトとはいったい何なのかを知らない人が意外多いです。是非ともオブジェクトの概略を理解してみて今後の構築に役立ててください。 

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オブジェクトとは

オブジェクトとは一言でいえば、PowerAppsを構成するパーツということになります。 

次の画面を見てください。 

さまざまなオブジェクトを配置してみました。 これらは全てオブジェクトとなります。

テキストの入力エリアやボタン、コンボボックスやラジオボタングラフなど全てオブジェクトとなります。もっというとアプリのページ(背景の白い部分)もオブジェクトになります。 

もちろんこれ以外にもオブジェクトはありますので、気になる方はいろいろ試してみてください。 

オブジェクトの配置 

オブジェクトは挿入タブ内から選ぶことができます。挿入のタブを選ぶことでどのオブジェクトを配置するかを選択することができます。目的に応じてオブジェクトを挿入しましょう。 

左側のナビゲーションエリアから挿入を選ぶことでもオブジェクトの配置は可能です。自分のやりやすい方法でオブジェクトを配置しましょう。 

配置したオブジェクトの確認方法 

画面を作りこむとどのようなオブジェクトを配置したのかわからなくなる、もしくは目的のオブジェクトがどこにあるのかわからなくなるなどの事態が発生しますがその場合は画面左のツリービューを見ましょう。ツリービューではそれぞれの画面でどのようなオブジェクトを配置しているのかがわかります。

名前の変更方法 

また、オブジェクトをたくさん配置することで似たような名前のものが多くなります。 

ボタンなどをたくさん配置するとデフォルトではButton1、Button2・・・となってしまうのでどのボタンがどのような役割を担っているのかがわからなくなってしまいます。 

オブジェクトが増える前にオブジェクトには名前を付けておく習慣を身に着けておくことをお勧めします。オブジェクトの名前の変更はツリービューの中で名前を変更したいオブジェクトの設定ボタンである・・・を押すことで出るポップアップから名前の変更を選んで変更してください。 

配置に関するオブジェクトの操作 

オブジェクトの配置はワードの画像のように好きなように配置できます。また、表示の順番なども画面上の右クリックで操作できます。 

複数項目を選んでから右クリックで複数項目を同時に操作できるほかグループ化することもできます。 

1番重要!オブジェクトの操作 

さて、ここまではまだ、ある程度Wordとか使える方であれば想像できる範囲かもしれませんが、ここからはPowerApps特有の考えになりますので注意してください。 

PowerAppsの操作はすべてプロパティと呼ばれる項目で操作します。 

実はオブジェクトの画面上の配置も、サイズもすべてプロパティで管理されています。次の項で検証してみます。 

プロパティの確認方法 

プロパティは画面上で確認することができます。画面左上にあるエリアでプロパティの種類、真ん中上のエリア(エクセルの中身を入力するエリアみたいな場所)でプロパティの中身を確認することができます。 

現在のサンプル画面ではボタンのオブジェクトのXというプロパティに100が入っていることになります。このXというプロパティはオブジェクトの横の配置を表しています。 

ここでXのプロパティの中身を900と変更すると横軸の位置が変更されたことがわかると思います。 

オブジェクトを画面上で移動させるということはプロパティを視覚的に変更しているということになります。プロパティを変更して画面上で移動させても結果は同じになります。 

プロパティの種類 

プロパティはオブジェクトごとにたくさんのものが設定されていますがここでは代表的なものを列挙します。 

  • X・・・横軸 
  • Y・・・縦軸 
  • text・・・画面に表示する文章 
  • width・・・幅 
  • height・・・高さ 
  • BorderColor・・・オブジェクトの枠線 
  • Color・・・テキストの色 
  • BackGroundkcolor・・・オブジェクトの背景色 
  • Visible・・・画面への表示 

があります。 

また、それぞれ固有のプロパティもあります。ボタンにはOnselectと呼ばれる、ボタンが押された場合のプロパティなどもあります。 

プロパティとデータの型 

このプロパティにデータを渡す場合は適切なデータの値を渡す必要があります。 

例えば横軸を設定するXのプロパティは数字を設定しないと正しく動きません。それぞれのプロパティにどのようなデータが必要なのかを見極めて適切なデータを渡しましょう。 

コツリン
そもそもデータの型がわからない場合はこっちの記事を先に読むことをおすすめするぞ。

プロパティの設定画面 

オブジェクトには多くのプロパティが設定されていますが、実際のところとして操作するものは限られています。 

画面右のウィンドウでも一部のプロパティを操作できますが、ここで操作できるものを操作すれば大丈夫です。よほどマニアックなものでない限りは画面右側のウィンドウで操作しましょう。 

プロパティへのアクセス方法 

PowerAppsはオブジェクトを操作することがほとんどになりますが、そのオブジェクトへのアクセス方法は 

オブジェクト名.プロパティ名 

となります。 

次の画面ではLabelのテキストプロパティ(画面に表示する文字を操作するプロパティ)にImageのXプロパティ(配置の横軸)を設定してみました。 
Image.XとすることでImageオブジェクトの横軸の値を表すことになります。その値をLabelのテキストプロパティに渡すことでLabelに数字を表していることになります。

Imageの配置が変わるとXプロパティも変わるので表示される文字も変わります。 

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