
今回はPowerAppsを勉強する方法についてまとめていきます。
サイト管理運営者のコツリンもPowerAppsの勉強を始めた身としてこれからPowerApps を勉強しようとしている方に勉強の方法をまとめました。
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PowerAppsとはなにか
PowerAppsとはMicrosoft Dynamics 365およびOffice 365で利用できるサービスでPowerPlatformの中の一つの機能になります。
その中のPowerPlatformは
- PowerApps(業務アプリ作成)
- PowerAutomate(処理の自動化)
- PowerBI(データ分析)
の3つのサービスで構成されているローコードプラットフォームになります。
ローコードとは通常のプログラミングコードを書かない、もしくは最小限に抑えるという意味になります。
プログラマーほどの専門知識がなくてもアプリ開発を素早く開発できるプラットフォームという認識で大丈夫です。
これを使えば社内業務において外注して作成していたアプリケーションを自社の力だけで作成できるようになる優れものです。
実例
Power Appsについて言えばエクセルの関数の知識である程度コードを書くことができます。
とはいえ、多少のVBAの心得がある身としては、プログラミングの知識というか発想があったほうがより効率的に開発ができると言えます。
マイクロソフトジャパンが提供する動画で実例が出ています。
すでにMicrosoft365が入っている場合
すでにMicrosoft365が導入されている場合はホーム画面が365に関する画面を開いて左側にあるすべてのアプリ、もしくはマークを押して、項目の中からPowerAppsを選択すればPowerApps の画面に行くことができます。




PowerAppsの勉強に関する現状
とりあえずPowerAppsを勉強しないといけないということでいろいろ調べてみたのですが、現状において日本では勉強するための環境がほとんど整っていないと言えます。
英語のサイトなどでは情報も豊富にあるようですが日本語における勉強の仕方はいまだ発展途上というのが現状です。
勉強法一覧

日本においてPowerAppsを勉強する環境は充実していませんが、そんな中でも勉強する方法はいくつかありましたので、それぞれのメリット・デメリットを紹介します 。
Youtubeで勉強する
Yotubeでも検索するとある程度はPowerAppsの解説動画があることがわかります。ここでは代表的なチャンネルを紹介します。
- 値段
- 無料
- 特徴
- チャンネルによってまちまちではあるが、ある程度使い方を理解している人が勉強するには良い
Office Japan PowerApps動画マニュアル
Office JapanでもPowerAppsの動画を出していますがPowerAppsの機能説明を行っているだけで、「PowerAppsdでこんなことができるよ」ということがわかります。PowerAppsの中身については理解できませんが、PowerAppsについて知るという意味では良いです。
Japan Power Platform User Group
Japan Power Platform User GroupはPower Appsなどのソフトについて学習するためのユーザーグループになります。
その際の勉強会の内容を録画し公開しています。
内容については関数の構造などを理解せずに「とりあえずこの関数をここにいれれば目的は達成できるよ」というような伝え方です。
数学の勉強で例えると「公式の意味は分からなくてもこのパターンの問題に対してはこの公式を使えば答えは出せるよ!」という感じです。
ある程度、プログラミングの知識がある人であれば関数などの情報をどこにいれるのかは理解できるでしょうがまるっきりの初心者が学習するにはハードルが高い印象を持ちました。
高田弘介のクラウド活用塾
高田弘介のクラウド活用塾では「備品貸出アプリ作成で学ぶ SharePoint × PowerApps × PowerAutomate」で学ぶことができます。備品貸出しアプリということに特化しているので備品貸出しアプリを作りたい場合には非常に参考になるアプリになります。
無料学習の中では一番PowerAppsの本質を理解できる講座になっていたので非常に重宝しています。このアプリをもとにほかのアプリを作成していくことにもチャレンジしていくと面白いと思います。
サイトやブログで勉強する
- 値段
- 無料
- 特徴
- ある程度使い方を理解している人が関数を理解するには良い。
MicrosoftLearn
Microsoftの公式の学習サイトです。調べたい内容について個々の説明を受けることはできますが、正直に言うと読みづらいです。
英語のページをそのまま翻訳ソフトに書けているのか読んでいて意味が通じない文章もたまにみかけます。
ある程度学習した人が、関数について知りたいときなどには重宝します。
PowerAppsの使い方
フリーランスで研修なんかを行っているMakoto Maeda氏のサイトになります。PowerAppsについて実際の使用者としていろいろ記事をまとめてくれているのでわかりやすいですが、体系だっているわけではないので、ある程度学習した人ができないことにぶつかった場合に調べるためのサイトというイメージがあります。
企業研修で勉強する
- 値段
- 集合研修 :154,000円(税込)
- オンライン:110,000円(税込)
- 特徴
- PowerAoutomateと組み合わせて学習できるので応用範囲が広い
PowerApps と Flow による Office 365 活用
▶︎PowerApps と Flow による Office 365 活用コース詳細
Microsoft365の技術支援などを行なっている株式会社イルミネート・ジャパンが主催している学習コースになります。
このコースはNECマネジメントパートナーも提携しているコースになります。
このコースではPowerAppsと一緒にPowerAutomateも学習できます。PowerAppsは単体でも色々とやれることは多いですがPowerAutomateと組み合わせることでより強固なシステムとなっていきます。そのための連携を学ぶこともできるので非常に有益なコースと言えます。
オンラインによる講習会も行われています。
本で勉強する
PowerAppsではじめるローコード開発入門
「PowerAppsではじめるローコード開発入門 」は掌田 津耶乃(ショウダ ツヤノ)氏が書いた書籍になります。掌田 津耶乃氏は自称 三文ライター&三流プログラマでビギナーに向けてプログラミング関係の本を色々と執筆されてきましたが、今回PowerAppsに関する書籍を執筆されました。
ブログ管理者のコツリンも勉強がてら早速読みましたが、とにかく項目が整理されていてとても読みやすい本でした。
PowerAppsを使うなら必須の項目を全て網羅しており、さらにはモデル駆動開発の項目まで記載してあるのには流石に驚きました。
ひと目でわかるPower Apps ローコードで作成するビジネスアプリ入門
「ひと目でわかるPower Apps ローコードで作成するビジネスアプリ入門 改訂新版」は企業研修で紹介した株式会社イルミネート・ジャパンが発行している本になります。
執筆者の奥田 理恵氏は株式会社イルミネート・ジャパンの取締役でありマイクロソフト認定トレーナーで企業研修の際の講師でもありますので内容はお墨付きとも言えます。。
- 良い評価👍
- マイクロソフトのYouTubeよりわかり易い
- 知りたいことがわかりやすく書かれていた
- 悪い評価👎
- 解りにくいかな(ある程度プログラミングした人じゃないと分かり難い)
- Kindle版を出すなら読めるようにすべき
アプリを作るための作成フローなどが細かく書かれており、関数なんかもヒントで説明されていて非常にわかりやすいです。
索引もついているので読み終わった後に関数を忘れてしまい思い出せなかった場合でもすぐに関数について調べられるので重宝しています。
一方で多少でもプログラミングをかじったことがある人でないとわからないことも多いのも事実です。
VBAでもいいので多少はプログラミングの知識があったり、エクセルの関数などに明るい人でないといくら本を読んでもできないと思います。

Microsoft Power Apps入門 手を動かしてわかるローコード開発の考え方
「Microsoft Power Apps入門 手を動かしてわかるローコード開発の考え方」は翔泳社が発売する本です。
著者の小玉 純一氏は、非IT企業の情報システム部門で働きながら、Powerappsなどを活用し業務効率を測ってきた敏腕エンジニアになります。
現在はJapan Power Apps User Groupをはじめとする各種コミュニティでの登壇などでPowerappsをはじめとした活用方法の普及をしています。
この本の良いところは、実際のアプリを見ることができることです。
実際に手を動かしていてもゴールの形が見えないと、今自分が何をしているのかわからなくなってしまいます。
実際のアプリを見ることでわかることも多いので、実際のアプリを入手し開発に役立てましょう。
- 値段
- 約3,000円〜
- 特徴
- 特徴体系だっているので初学者でもわかりやすいものが多い。
- 自分のペースで学習できる。
●とにかく、アプリを作りながら覚えていきたい
●PowerAppsの基本からしっかりと学びたい
●実際のアプリを手に入れて作ってみたい
【おすすめ】オンライン動画で学習する
シリコンバレー発のインライン学習プラットフォーム・Udemyでも学習することができます。Udemyは毎月のように開催されるセールを使えば1500円近くの値段で学習できなおかつ30日間返金保証もあります。
MS PowerApps 初級編【コントロールと関数 完全ガイド】(パワーアップス)
こちらはUdemyによるコースになります。コースはMikeNegami氏が担当しています
▶︎マイクロソフトPowerApps【コントロールと関数 完全ガイド】初級から中級者用(パワーアップス)

コツリンも受講していますが、内容が体系だっていて非常にわかりやすいです。
例えば、変数についての説明とかは見落としがちだけど非常に重要な項目になりますが、この変数についてもしっかりと説明してくれています。また、実際の操作画面を見ながら勉強することができるため本とはまた違ったわかりやすさがあります。
ただ、米国に住んでいるからか独特のイントネーションで話します。
なんか微妙に日本語とイントネーションが違う気がしますが勉強する上では全く問題ありません。
プレビューで話し方も確認できるので気になる人は時事前に聞いておきましょう。
- 良い評価👍
- 実例を見ながら解説を聞ける為、実際の動きをイメージしやすいです。
- とてもわかりやすいコースです。Excelの関数とフォーム作成に慣れている方ならば、簡単にアプリを作成できるように設計されています。
- 他には体系的に説明されたものがないがこの講座はシンプルで分かりやすい
- 悪い評価👎
- なし(まだ受講者が94人と少ないからと思われる)

下の記事で詳しく講座の内容を解説しています。
Microsoft Power Apps - 入門講座
こちらもUdemyによるコースになります。コースはマスカワ シゲル氏が担当しています。
▶︎Microsoft Power Apps - 入門講座

コツリンも受講しましたが、内容は良くも悪くも基礎的、基本的なことが学習対象になりますので、物足りない人には物足りない内容かもしれません。
しかしながら、これから学習をする人にとっては知らないであろう知識なんかも含まれていることが多いのでこれから初めて学習するという人にはうってつけの講座です。


今後、この動画のレビューを記事にしていく予定です。
- 値段
- 約3,600円〜(セール期間中なら1,500円くらいで購入可能)
- 特徴
- 動画で見ながら学習するので分かりやすい
●基本を簡単に抑えつつ関数の使い方を習いたい
▶︎MS PowerApps 初級編【コントロールと関数 完全ガイド】(パワーアップス)
●PowerAppsの基本からしっかりと学びたい
▶︎Microsoft Power Apps - 入門講座
【副業も視野に入れて】視点を変えてノーコードスクールで勉強する
最近ではノーコードのビジネスが多くなっていることからノーコードのスクールがあります。
一方のノーコードサービスはソースコードを全く使わないサービスになります。そのためノーコードサービスの方が簡単に習得できると言えます。

PowerAppsの学習ではなくノーコードの学習をすることで、幅広いノーコードアプリが使えるようになりますので、うまくいけば技術を活かして副業をすることなどができます。
ノーコードスクールのSwooo BootCampでは次の特徴があります。
- 安心の返金保証
- メンタリングサポート
- 月額8,300円から学習可能
時代の波に乗ってPowerAppsということにこだわらずにノーコードという幅広い視野で学習を検討してみても面白いと言えます。